カメラ初心者で撮影知識はないけど旅行先で絶景をキレイに撮りたい!カメラ初心者でも使えるオススメカメラはこれだ!

先日、とある友人と話をしていたのですが、「旅行先でキレイな風景を撮ったり同行者と自撮りしたいけど、スマホではうまく撮れないときがあるので、カメラ買おうか悩んでるんですけど、何かオススメありますか?」という質問を受けました。

「がっつり撮影方法を勉強して写真に詳しくなりたい、という訳でもないならSONYのRX100シリーズがおすすめやで」と回答しておきました。

せっかくなので、写真知識ゼロでも旅行先でキレイな絶景を撮ったり自撮りしたりできるカメラと、本人のこだわりレベルに合わせたカメラの選び方について解説したいと思います。

カメラを買って何を撮りたいか?まずは自問自答してみる

まず最初にやってほしいのが、ズバリ「カメラを買って何を撮りたいか?」をぜひ自問自答してほしいと思います。

・旅行先でキレイな風景を撮りたい
・旅行先で仲間や家族と楽しんでる姿を撮りたい
・旅行先で写真よりも動画をメインに撮りたい

同じ旅行先というキーワードであったとしても、目的が違えばオススメのカメラの種類が若干異なってきます。

カメラ購入に使える予算を考えてみる

次に考えてほしいのが、この「カメラ購入に使える予算を考えてみる」です。

カメラの世界は、価格がピン~キリまでありまして、カメラ本体だけで30万円超える機種もたくさんあり、レンズも1万円代からありますが、おおむね5万円~30万円ぐらいのレンズが主流となっており、最高2億円()のレンズ(※ライカ APO-Telyt-R 1600mm F5.6)も販売されています。

その為、まず最初にカメラに使える予算をざっと洗い出してみて、2番目に自分に合うと思えるカメラの種類の価格を調べ、予算が合わない場合は少し無理をしてでも購入するか、予算内で購入できるカメラを選んだほうがいいかなと思います

スマートフォンで撮る

もっとも割安で簡単な方法が、この「手持ちのスマートフォンで撮る」ですね。

撮った写真をSNSに上げるのもラクですし、クラウドに自動保存しておけばデータが消える心配もないので、もっとも手軽でありながら、カメラ上級者も多少は使っていたりします。

ただ、現状のスマートフォンではズーム機能がデジタルズームしかなく、一般的なカメラで使える光学ズームがありません。
そのため、画素数がどんどん落ちていくデジタルズームで対応するしかない為、遠くのものを撮りたい時には不便を感じる場面が頻繁に起こることになります。

また、ずっとスマホで撮っていると電池の消耗の問題もありますので、やはりもう1台は何かしらのカメラがあったほうが安心できます。

コンパクトデジタルカメラで撮る

スマホの次に価格帯が低いのが「コンパクトデジカメで撮る」ですね。
2000年代から広く支持されてきたコンパクトデジカメは、長らく旅行の友として世界中で愛用されてきました。

残念ながらスマホの台頭で徐々に売上は減少していきましたが、近年はその機動力の高さやコンパクトデジカメならではの映りが再評価され、中古市場を賑わせていたりします。
しかし、高性能コンパクトデジタルカメラは未だに人気が衰えず、機能に特化した機種も多く販売されております。
コンパクトデジカメは商品ラインナップがたくさんありまして、その中でも旅行先で使うなら!という3種類をご紹介します。

エントリー機向けのコンパクトデジタルカメラで撮る

スマホの台頭で首位の座は奪われましたが、今でもコンパクトデジカメのユーザーは多くいますが、今から新規購入としてエントリー機を購入するのは、あまりオススメできません。

■長所

・もっとも価格が安い
・知識がなくてもある程度撮れる
・軽くて小さい
・それなりのズームはできる

■短所

・画質は他カメラよりも劣る
・細かな設定ができない
・電池持ちが悪い
・ボカす写真は苦手
・周辺アクセサリー機器で対応できるものが少ない
・それなりのズームしかできない

■こんな人にオススメ

一般的なコンパクトデジカメでも光学ズームが3倍以上あるものが多いので、選択肢としてはありだとは思いますが、「どうせなら1ランク上げてみてもいいんじゃない?」ということで、結果的に次の項目のカメラを購入する方が多い傾向にあります。

軽さ

価格

画質

使いやすさ

望遠

超望遠ズームのコンパクトデジタルカメラで撮る

はるか遠くのものを撮るなら、超望遠ズームつきのコンパクトデジカメが1番最強だったりします。

■長所

・倍率50倍以上、35mm換算600mm以上の望遠性能を持つカメラが多い
・一眼レフカメラ、ミラーレス一眼カメラと比べると圧倒的に割安

■短所

・エントリー機の一眼レフカメラ、ミラーレス一眼カメラと同価格帯が必要
・本体がそこそこ重い

■こんな人にオススメ

・望遠で遠くまで撮りたいが予算があまりない
・撮影知識がなくても手軽に簡単に超望遠で動物などを撮りたい

一眼カメラ市場では、600mm(35mm換算)以上のものを撮る場合はレンズだけでも最低25万円以上+カメラ本体費用がかかるのですが、超望遠ズームのコンパクトデジカメは600mmや1200mm(35mm換算)のカメラが6万円代で買えたりします。
その為、「カメラの知識がないけど遠くの動物を撮りたい、でも予算がない」と言う方には、この超望遠ズームカメラ一択になると思います。

軽さ

価格

画質

使いやすさ

望遠

高級コンパクトデジタルカメラで撮る

・撮影知識はないけどキレイに撮りたい
・風景も自撮りも撮りたい
・写真も動画も撮りたい
・望遠ズームがある程度ついているほうが嬉しい

という方にもっともオススメなのが、この高級コンパクトデジカメです。
その高級コンパクトカメラの中でも、特にRX100シリーズが圧倒的にオススメです。
海外旅行に行く度に、重たいカメラやレンズ持っていくの止めてRX100だけでいいんじゃないかなぁ~?と毎回思うほど、完成されたカメラです。

■長所
・一眼レフカメラ、ミラーレス一眼よりも圧倒的に軽く、かさばらない
・一眼レフカメラ、ミラーレス一眼カメラ並の画質を持つ
・ボカす写真も一眼カメラの次に得意
・望遠ズームもそこそこ強い
・動画撮影にも対応
・自撮りにも強い

■短所
・一眼レフカメラ、ミラーレス一眼並の価格
・レンズ交換ができない
・付属アイテムが少ない為、こだわった撮影ができない

■こういう人にオススメ
・ある程度の画質はほしい
・荷物を軽くしたい
・ズームもある程度ほしい
・動画撮影にも強いカメラがほしい
・自撮りもキレイに撮れるカメラがほしい
・安っぽいカメラはイヤだ
・ミラーレス一眼や一眼レフカメラを買うのに躊躇してしまう

短所より長所のほうが圧倒的に勝っているので、重いカメラを持ち歩いている時に「RX100mk7だけで済ませようかな…」と毎回必ず思うほど、魅力の詰まったカメラです。
腰を痛めて重い荷物を持つのが大変になったり、歩くのが困難になったりしたら、その時は思い切って今の機材を全部売ってRX100シリーズで完結すると思います。
それほど完成が高く、一眼カメラユーザーの写真欲もある程度応えてくれるいいカメラですので、「一眼カメラの購入してもそこまで使い切らないだろうな」「カメラの勉強を本格的にする気は今のところないかな」という方には、このRX100が最適なカメラになると思います。

万が一、一眼レフカメラ、ミラーレス一眼カメラを購入したとしても、この軽さと圧倒的性能を持つRX100を使わないということはないと思いますので、優秀なサブ機としても大活躍してくれます。

高級コンパクトカメラのオススメカメラ

SONYのRX100シリーズがもっともオススメです。
画質がよい、AFが速い、35mm換算で24-200mmあるので望遠ズームもそこそこある、ファインダーがEVFで見やすい、画面が180°縦に開くので自撮りも撮りやすい、アクティブ手ブレ補正で動画にも強い、瞳AFで静止画/動画両方に対応、初心者モード~一眼カメラ並の設定で撮影することも可能、などなど、魅力がたっぷり詰まったカメラです。

2025年2月時点ではRX100Ⅶが最新機種ですが、過去の製品でも十分すぎるほどの性能を持っております。
RX100は初代~7まで全7種類発売されてきたのですが、予算があまりない…という方には中古カメラもオススメです。
初代~7までの違いをざっくりと説明します。

SONY RX100Ⅶ製品URL:https://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-RX100M7/?srsltid=AfmBOor2YYTS9_8h6D7aIXIGAJc6VKDMk23ADkg4F9Pa_C5RjHPcBsgz

機種名前機種との違い中古価格(参照)
SC-RX100M76よりAF性能が大幅に向上約15万円
SC-RX100M64-200mmに性能アップ、タッチパネルに対応約12万円
SC-RX100M5像面位相差AF315点にアップ約10万円
SC-RX100M4電子ファインダー(EVF)性能がアップ約9万円
SC-RX100M3
画面が180°縦回転に対応
約7.5万円
SC-RX100M2スマホ連携に対応約5万円
SC-RX100初代RX100約4.5万円
RX100Ⅶの個人的な評価(競合機種と比較した場合)

軽さ

価格

画質

動画

望遠

一眼レフカメラ、ミラーレス一眼カメラ(エントリー機)で撮る

しっかりと写真撮影の勉強をして、撮影スキルを伸ばしていきたい!という方でしたら、ぜひ最初から一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラの購入を最初に考えてもらいたいです。

■長所

・初心者モード~こだわりP.A.S.Mモードの撮影設定が容易にできる
・画質がもっともよい
・ボカす写真は得意
・周辺アクセサリー機器の対応アイテムが豊富
・バッテリー持ちがよい
・レンズ交換することで、超広角や望遠撮影、マクロ撮影や単焦点レンズ撮影など、さまざまな撮影方法で表現することができる

■短所

・知識が必要で、初心者にはハードルが高い
・費用がかさむ
・本体やレンズが重い

■こんな人におススメ

・今は初心者でもしっかり勉強して写真知識を身につけたい
・こだわりの写真を撮りたい

一眼レフカメラ・ミラーレス一眼カメラと一括りにしても、入門機~上級機と幅広くありますので、ユーザーの使用目的や能力に合わせて設計されておりますので、何でもいいというわけではありません。

今まで2,500名以上のカメラ初心者に写真の撮り方講座を開催し、教えた経験があるのですが、超昇進者向けのミラーレス一眼はオススメできません。
超初心者向けに設計されており、以下の様なカメラは写真の勉強にならないので、まったくオススメできません。
・数値を設定して撮影するP.A.S.Mモードが使いずらい!
・設定変更箇所がどこにあるのかさっぱり分からず、即座に変更できない
・敢えて設定を変えない様に固定してある機種があるので、勉強にならない

その為、エントリー機や入門機といわれる低価格帯の一眼レフカメラ・ミラーレス一眼カメラを購入したい方は、Canon、Nikon、Sonyの中から選ぶことをオススメします。

その中でも、特にSONY α6400を強くオススメします。
・センサーサイズがAPS-Cサイズで画質がよく夜景にも強い
・一眼レフカメラよりも軽くて小さい
・初心者モード~P.A.S.Mモードの設定がしやすい

SONY α6400製品URL:https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-6400/

α6400の個人的な評価(競合機種と比較した場合)

軽さ

価格

画質

動画

使いやすさ

一眼レフカメラ、ミラーレス一眼カメラ(中上級機)で撮る

一眼レフカメラ、ミラーレス一眼カメラの世界では、「プロはこの機種を使わなければならない」「初心者はこの機種を使わなければならない」という決まりはまったくなく、プロの業務でも入門機で撮影しているカメラマンも実際にいますし、初心者でもプロ向けの上級機を使って撮影する人もいます。

その為、カメラ初心者がいきなり上級機を購入しても大丈夫と言えば大丈夫なのですが、機種によってはP.A.S.Mモードしかない機種もあり、知識がないとまったく使えないという場合も大いにあり得ます。

その為、自信がない方は中級クラスのカメラながら上級クラスレベルの設定ができる機種を選ぶとよいでしょう。

■長所

・細かな設定が瞬時にできる
・カスタマイズ設定が容易
・画質がもっともよい
・周辺アクセサリー機器の対応アイテムが豊富
・バッテリー持ちがよい
・レンズ交換することで、超広角や望遠撮影、マクロ撮影や単焦点レンズ撮影など、さまざまな撮影方法で表現することができる

■短所

・知識が必要で、初心者にはハードルが高い
・費用がかさむ
・本体やレンズが重い

■こんな人にオススメ

・写真をしっかり勉強していきたい
・最初からいい機材で撮影に挑戦したい
・最高の写真を撮りたい
・いろんな周辺アクセサリー機器でこだわりの写真を撮りたい

上位機種のオススメ機種「SONY α7Ⅲ」

上級クラスの中でも初心者用モードもあり、価格もそこそこお買い得なSONY α7Ⅲがオススメです。
・センサーサイズはフルサイズで画質は最高、夜景にも非常に強く、ボカす写真は超得意
・フルサイズ機種の中では価格が安いほう
・動画の撮影性能もそれなりにある
・手ブレに強い
・液晶画面がチルト式で動かせる

私はこのα7Ⅲを5年近く使ってますが、写真を撮るだけなら上位機種のα7ⅣよりもⅢのほうが圧倒的に撮りやすいので、ほぼメイン機になっています。

SONY α7Ⅲ製品URL:https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-7M3/

SONY α7Ⅲの個人的な評価(競合機種と比較した場合)

軽さ

価格

画質

動画

使いやすさ

写真よりも動画メインで撮る

ここ数年の流れとして、旅行先へは動画メインで撮影する!という方が増えてきました。
Vlogという動画ブログをYouTubeやInstagramにアップしていく流れが加速しており、動画の需要がますます増えてきております。

その流れに合わせて、手軽に動画を撮影できる機能を持ったカメラが増えてきております。

■長所

・センサーサイズの大きさを活かした高画質で撮影できる機種が登場
・ボケを活かしたキレイな動画が撮影できる
・動画メインの機種でもキレイに写真が撮れる

■短所

・動画>写真、または動画<写真どちらかに偏っており、動画=写真の機種は現状ない
・上位ビデオカメラ機種ほどのこだわった動画は撮れない
・全体的に高価格な傾向にある

■こんな人にオススメ

・旅行先で歩き撮りしたい
・Vlogメインでたまに写真を撮りたい
・写真スキルを覚えるよりは動画スキルを覚えたい

動画メインのオススメ機種「DJI Osmopocket 2・3」

そんな動画メインの機種の中でも、特にオススメなのがDJI Osmopocket3です。
コストが合わない…という方は、前機種にはなりますがOsmopocket2もオススメです。

■DJI Osmopocket2・3のオススメポイント
・歩き撮りでも究極まで手ブレを抑えたジンバル機能
・常に自分の顔を追いかけてくれる機能搭載
・写真撮影も可能

DJI Osmopocket2製品URL:https://www.dji.com/jp/pocket-2
DJI Osmopocket3製品URL:https://www.dji.com/jp/osmo-pocket-3

機種名DJI Osmopocket2DJI Osmopocket3
センサーサイズ1/1.7インチ1インチ
動画性能最大4K/60fps、最大64MPの写真撮影最大4K/120fps対応、10bit D-Log MとHLG対応
画面サイズ1.08インチ2インチ回転画面
手ブレ補正3軸ジンバルスタビライザー改良版3軸ジンバルスタビライザー
AF機能ハイブリッドAF 2.0PDAF(位相差AF)+ コントラストAFによる高速・高精度AF
電池875mAh(最大140分撮影)、USB-C充電1300mAh(最大166分撮影)、PD急速充電対応(16分で80%充電)
DJI Osmopocket3の個人的な評価(競合機種と比較した場合)

軽さ

価格

画質

動画

手ブレ補正

DJI Osmopocket2の個人的な評価(競合機種と比較した場合)

軽さ

価格

画質

動画

手ブレ補正

同じ動画メインのVlog用カメラでも、もっとも手軽に撮影ができる機種が登場しました。
Arashi Visionから発売されている「Insta360 GO 3S」をぜひご紹介したいと思います。

■Arashi Vision Instag360 GO 3Sのオススメポイント
・わずか39gの親指サイズ
・クリップを使ってハンズフリーで撮影可能
・タテヨコ撮影はカメラ位置をタテヨコに変えるだけでOK
・超強力な手ブレ補正で歩き撮りもOK

ただし、Insta360 GO 3Sは電池持ちがやや物足りない為、ポータブルばだし、Insta360 GO 3Sは電池持ちがやや物足りない為、アクションポッドを使用するかポータブルバッテリーを用意するなど対策が必要です。

Arashi Vision Instag360 GO 3Sの個人的な評価(競合機種と比較した場合)

軽さ

価格

画質

動画

手ブレ補正

まとめ

いかがでしたでしょうか?
旅行先に持っていくカメラといっても色々な種類があります。

しっかりカメラで始めたいならミラーレス一眼カメラがオススメです。
→特にSONY α6400がオススメ!

動画メインならVlog向けカメラがオススメです。
→特にDJI Osmopocket3、DJI Osmopocket2、Insta360 GO 3Sがオススメです。

旅先で最高の景色に出会った時、この最高の瞬間を最高のタイミングで撮影できた時の感動はたまりません。
ぜひ皆さんも最高の写真を撮影してみてくださいね!

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