初めての格闘技イベントへの仕事依頼で密着動画撮影!NJKF×CHALLENGERで得た写真の撮り方ノウハウをお伝えします
2025年11月30日(日)、東京都文京区にある後楽園ホールで開催された「NJKF×CHALLENGER11」で、とある選手の密着動画撮影のご依頼をいただき、無事撮影が完了しましたので、ブログを書いております。
今回、初の格闘技の撮影で不安いっぱいでしたが、いざ始まってみると思った以上にしっかり撮れましたし、撮り方も理解できましたので、自分への備忘録も含めてブログに残しておきたいと思います。
NJKF×CHALLENGERとは?
ニュージャパンキックボクシング連盟 (NJKF) は、日本のプロキックボクシング団体です。
2007年以降の運営体制で、主にプロ興行を実施し、会場は主に 後楽園ホールで開催されております。
「NJKF CHALLENGER」は、このNJKFが主催する一連の大会シリーズのひとつで、単なる 興行ではなく、「挑戦者(Challenger)」という言葉どおり、“挑戦” や“新星発掘/トップ選手との対戦の舞台”という性格が強いイベントとして設定されているのが特徴です。
NJKF CHALLENGER11公式ウェブサイト⇩
NJKF公式Xアカウント⇩

今回は、第11回目となるNJKF×CHALLENGER11の試合を撮影してまいりました。

人生初の格闘技イベント撮影業務
今まで生きてきた中で格闘技のイベントに行ったことがあるのは、アーネスト・ホーストやピーター・アーツ選手が大活躍していたK-1GPぐらいでして、それも27~28年前になります。
それ以来、格闘技の試合はネット中継で観戦したことは何度かありましたが、会場に足を運ぶことはなく、今回の撮影ご依頼で、
「リングのまわりってどうなってるんだっけ?」
「選手入場で1か所?2か所?どこから入ってくるんだ?」
「遠くから望遠レンズで撮ったほうがいいの?広角レンズで近くから撮ったほうがいいの?」
「控室みたいな場所に荷物置くことはできるの?」
「リングの明るさってどんなもん?フラッシュは炊けないよね?」
などなど、分からないことだらけで不安でいっぱいでした。
ご依頼者様は私の知り合いだったのですが運営の方ではありませんので、細かいことはご存知ない様で、
「ま、行ったら分かるよ」
といった感じで、ほぼぶっつけ本番という状況でした。
そもそも、試合の3日前にご連絡をいただいたのですが、元々アサインされていたカメラマンが急きょ来れなくなった様で、ピンチヒッターとしてのご依頼でした。
その為、試合が11/30(日)だったのですが、連絡もらったのは11/27(木)、準備は実質2日しかありませんでした。
11/30(日)のスケジュールは、午前中に七五三撮影、午後1時~お宮参り撮影があったのですが、その後は空いていたので、これも挑戦!やってみないと未来は開けない!いい機会だと思い、承ることにしました。
その後は、格闘技の撮り方をネット検索で必死になって調べてみたのですが、立ち回りの様な専門的な情報は出回っておらず、分かる範囲が限られていました。
待ち合わせ1時間30分前に到着
午後1時からのお宮参り撮影が終わり、後楽園ホールに向かったのですが、寄り道をせずそのまま向かうと待ち合わせ時間の1時間30分前に到着してしまいました。
後楽園ホールは初めて伺う場所なので、まずは下見で入口まで行き場所を確認。
入り方はすんなりと分かったので、カフェで時間を潰そうと水道橋駅まで戻り、カフェで休憩がてらイメトレをしておりました。
その後、ご依頼者様から16:30に到着するという連絡がありましたので後楽園ホールに移動し、控室みたいなところに案内してほしいなーと思っていたら、いつの間にか私1人ぼっちになっておりましたので、せっかくだから下見をしておこうと思い、会場内をくまなく調べておりました。
17:30~会場、選手入場場所まで移動
私の七五三撮影グッズやカメラバッグなど大きめの荷物を抱えておりましたので、ご依頼者様が予約していた観客席に置かせてもらい、選手入場場所に向かいました。
私はPRESS扱いで会場に入っておりますので、会場内ならどこへでも行けるパスをもらっておりました。
とはいえ、観客や選手の邪魔になることは避けなければなりませんので、周りに気を配りながら邪魔にならない様に移動したり待機しておりました。
私が密着動画撮影を行う選手は、第4試合目の真美選手という女性キックボクサーの選手でしたので、第1~3試合を撮影の予行練習を兼ねて動画と写真の撮影をしておりました。
今回のご依頼は、真美選手の密着動画撮影でしたので写真撮影はほぼ不要だったのですが、せっかくの機会だと思い、写真撮影にもトライしてみました。
こちらの写真は第2試合目(だったかな?)の写真撮影です。
カメラはSONYのα7Ⅲ、レンズは70-200mmを使用しております。





- シャッター速度1/800秒
- F値4.0
- ISO100~6400オート
F値は2.8で最初撮ってみたのですが、被写界深度がやや浅かった様に思いましたので、F4.0にして撮ってみました。
無事、真美選手の試合を取り終えたので、ご依頼者様の席に戻り、観客席で次の試合を観戦しました。
健太×佐々木勝海選手という対戦だったのですが、この健太選手がレジェンド級の選手の様で、この試合が126戦目の引退試合でした。

観客席からの写真撮影をしていたのですが、やはりロープにピントが行ってしまって選手がピンボケしてしまうので、工夫して選手にピントが行くように撮影をがんばってみました。
本来は観客席の上から、またはリングサイドからの撮影がベストだったのですが、疲れていたこともあって座りながら撮影したのを後悔しております…。
そんな中でも撮影した写真がこちらです↓




思ったよりしっかり撮れていると思いますが、そもそもロープが邪魔で選手が見えない場面が多かったので、仕事でしっかり撮る際は、観客席から撮るのはほぼ無理に近いので、今後は絶対に止めようと固く心に刻みました。
ご依頼の選手密着動画を撮影
私の業務ご依頼メインの真美選手が第4試合(か第5試合かもしれません)の出場でしたので、リングサイドで動画撮影に専念しました。
リングサイドに近づいた経験がなかったので、不安でいっぱいでした。
そもそもリングサイドは審判や放送席があるので、セコンドのところしか空いてなかったんですよね…。
そこで、今回はご依頼者様側のリングポスト側で撮影をさせてもらうことにしました。
撮影前に不安に感じていたうちの1つとして、
「私が撮影に専念していたのが原因で、私が選手にぶつかって試合を壊してしまったらどうしよう…」という不安でした。
急に近寄られたら対処できないんじゃないか?選手に怪我でもさせたらどうしよう?という不安でドキドキしたのですが、いざ始まってみると、選手が近づいてくるのは予測できましたので、ぶつかるという心配は結果的に不要でした。
さらに、
「リングサイドでの動画撮影ができなかったらどうしよう?」
「ロープにピントが行って選手がピンボケになったらどうしよう?」
という不安でいっぱいでしたが、いざ始まってみると、リングサイドのロープ下から普通に問題なく撮れましたので、結果的に取り越し苦労で考え過ぎだった様です。
タイムマシンがあったら、前日の自分に「そんなに心配せんでも思った以上に撮れてるから大丈夫やで!」と言ってやりたいです。

撮影とは関係なくビックリしたのが、選手のパンチやキックを防御する音がはっきりと聞こえたことです。
臨場感がすごすぎて、リングとは如何に神聖な場所であるかを肌で感じ取りました。
これは本当によき体験をさせてもらえたと思っております。
格闘技イベントの撮影ご依頼も承ります!
今回の格闘技イベントの撮影を通じて、思ったよりも私の写真・動画スキルで十分撮れることが分かりましたので、これを機会に撮影ご依頼を承りたいと思います。
ボクシング・キックボクシング・空手・柔道・合気道・剣道・フェンシング・その他格闘技イベントなどで写真・動画のカメラマンをお探しの方いらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ!
皆様のご連絡お待ちしております!

